複数の通信手段を統合できる制御ソフトウェア「CUCM」
「CUCMって何?」という方は意外に多いのではないでしょうか?
また、名前は知っていてもCUCMを日本で提供されているクラウドPBXと考える方もいますよね。
しかし、CUCMは日本ではなく米国カリフォルニア州の「シスコシステムズ合同会社(Cisco Systems G.K.)」が提供しているユニファイドコミュニケーション(UC)の基幹となる呼制御ソフトウェアのこと。
ということで今回は、「CUCM」について製品の特徴や利用するメリットなどご紹介いたします。
この記事のもくじ
この記事の監修者
この記事の監修者 登 雄三
(のぼり ゆうぞう)
保有資格:
工事担任者(AI・DD総合種)
/電気工事士
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国でビジネスフォン・複合機・防犯カメラなどの機器販売や、電話・電気・LAN工事、VPN構築を手掛ける。
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国でビジネスフォン・複合機・防犯カメラなどの機器販売や、電話・電気・LAN工事、VPN構築を手掛ける。
「CUCM」とは?色々な通信手段を統合して利用できる技術!
CUCMは「Cisco Unified Communication Manager(シスコ・ユニファイド・コミュニケーション・マネージャー)」の略語です。
名前にも入っている「Cisco(シスコ)」は先程も説明した通り、アメリカのカリフォルニア州に本社を構えている世界最大のコンピュータネットワーク機器開発会社「シスコシステムズ合同会社」になります。
日本においても東京や大阪、名古屋など全国に本社や支社を構えています。
また、システムの本質となる「Unified Communication(ユニファンド・コミュニケーション)」は、電話や電子メール、メッセージ、映像コミュニケーションなど、色々な通信手段を統合して利用できる技術や仕組みを意味しています。
つまり、CUCMとは色々な通信手段を統合することで、業務効率化を実現するために活用する技術ということです。
CUCMはシスコが提供している制御ソフトウェアになり、定期的に新バージョンの配信を行っていますが、最新版のVersion 12.0は2017年から配信されています
(出典:Cisco|ユニファンドコミュニケーション)
https://www.cisco.com/c/ja_jp/products/unified-communications/index.html
オフィスに「CUCM」を導入する一番のメリットは、相手の状況に合わせて最適な通信手段が選べることによる業務効率化にあります。
今では電子メール以外にもチャットやクラウドサービスの活用が一般的となり、そのような通信手段を活用することで待ち時間が減り、全体的な業務の効率化に繋がっていきます。
さらに、テレビ会議を導入すれば移動の時間もなくなります。
導入にあたっては、まずは以下の「シスコ アドバイザー」に相談することをおすすめします。
- 電話:0120-092-255(フリーダイヤル)
- 受付時間:10:00~12:00、13:00~17:00
日本で提供されているクラウドPBXサービスとはシステムに違いがあるので、まずはアドバイザーに相談して導入する方法などは確認する必要があります。
まとめ
今回は「CUCM」というユニファンドコミュニケーションソリューションをご紹介しましたが、クラウドPBXと同じようにインターネットを活用したサービスです。
クラウドPBXでは、IP電話機やソフトフォン、スマートフォンが利用できますが、CUCMでは電子メール、メッセージ、映像コミュニケーションなど、色々な通信手段を統合して利用できるようになります。
導入にあたってはクラウドPBXとはシステムが異なるので、「シスコ アドバイザー」に相談しながら進めましょう。