クラウドPBXの普及率が爆発的に増加|データから分かる根拠に迫る!
ビジネスフォンの普及率が徐々に下がっているのをご存じでしょうか?
その理由は、ビジネスフォンの最新型「クラウドPBX」の登場が要因といえるでしょう。
根拠となる正確なデータはまだ出ていないのですが、おおよそクラウドPBXの普及率は2020年の時点で、4%~5%といわれています。
そもそもクラウドPBXとは、個人所有のスマホなどにアプリをインストールするだけで、スマホがビジネスフォンに早変わりする画期的なサービスです。
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【クラウドPBXの導入メリット】
- 導入費の削減(従来型のビジネスフォン機器の不要)
- 通信費ランニングコストの削減(内線通話で0円通話)
- 工事不要
- 外出先でも会社電話の発着信可能
- 社用携帯不要
などなど、多くの導入メリットを兼ね備えています。
このような、便利なサービスを経営者の方達が見逃す訳ありません!
恐らく「興味はあるが、現状どうなの?」という疑問を抱いているように感じます。
そこで、そんな「クラウドPBXってどうなの?」と考えている方へ向けて、
- 2023年1月現在、どのくらい普及しているのか?
- 実際、通信販売会社では「クラウドPBX」って売れてるの?
- なぜクラウドPBXが注目されているの?
- おすすめのクラウドPBXメーカーは?
といった内容を、分かりやすく解説していきましょう。
この記事のもくじ
この記事の監修者
この記事の監修者 登 雄三
(のぼり ゆうぞう)
保有資格:
工事担任者(AI・DD総合種)
/電気工事士
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国でビジネスフォン・複合機・防犯カメラなどの機器販売や、電話・電気・LAN工事、VPN構築を手掛ける。
2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国でビジネスフォン・複合機・防犯カメラなどの機器販売や、電話・電気・LAN工事、VPN構築を手掛ける。
2023年現在のクラウドPBXの普及率を分析!
新たな商品やサービスがスタートした時、それが今後広まっていくのかを判断する一つの目安が「普及率」です。
ビジネスフォン業界における革新的なサービスといえるクラウドPBXの普及率が、現在どのようになっているのか調査してみました。
クラウドPBXの今後伸びることを間接的に示すデータ紹介
クラウドPBXの普及率が高まっていることは明白であるものの、残念ながら、その事実を客観的に表すデータは公表されていません。
ただ独自に調査した結果、クラウドPBXが今後シェアを伸ばすことを間接的に示しているデータを見つけました。
その前に、従来型のビジネスフォンの普及率を見てみましょう。
その方がより納得いただけるはずです。
従来型ビジネスフォンの中期需要予測から見えるクラウド化
以下のとおり、2023年現在、従来のビジネスフォンの需要は減少傾向にあります。
減少理由としては、クラウド化・IP化への移行やスマートフォンへの代替え等が挙げられています。
これを見てわかる通り2023年現在は、既に減少値の真っただ中。
このように日本の「電機・電子4団体」の一つとして権威のある協会もクラウド化が進むことを明示しており、実際にその通りになっています。
ICTの導入率から見えるクラウド化
ICTとはPC・スマホなど、さまざまな形状のコンピューターを使った情報処理や通信技術の総称です。
参照:「総務省」
「各国企業のICT導入状況」によると、日本企業のICT導入率は70.2%。
この数値は、欧米諸国よりも10%ほど低いものとなっています。
ICTの導入率が低い理由として総務省が指摘しているのが「BYODの導入が進んでいないこと」です。
プライベートのスマホ・携帯電話を仕事で使うこと。
例えば、自分のスマホで顧客に電話をかけたり、スマホで撮影した写真を資料として同僚に送付したりするなど様々な使い方がある。
しかし今後日本も、他の先進国にならってBYODの導入率が高まることは間違いありません。
なぜなら、冒頭でもお伝えしたようにクラウドPBXを導入するメリットは非常に大きいためです。
おさらいの意味でもう一度、クラウドPBXの導入メリットを確認しておきましょう。
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【クラウドPBXの導入メリット】
- 導入費の削減(従来型のビジネスフォン機器の不要)
- 通信費ランニングコストの削減(内線通話で0円通話)
- 工事不要
- 外出先でも会社電話の発着信可能
- 社用携帯不要
クラウドPBXであればアプリをインストールするだけで、簡単に個人のスマホが会社のビジネスフォンとして使用できます。
つまり、BYOD化が簡単にできるわけです。
BYODとしてクラウドPBXを利用したときのメリットは以下の通り。
- 携帯電話の端末代金や月々の基本使用料など、コストを会社が負担しなくても良い
- クラウドPBXではビジネス用途での利用分と、個人用途での利用分が簡単に区別できる
- クラウド上でのセキュリティ管理になるため、個人所有のスマホよりもセキュリティ面で安心
- 勤怠管理や社内チャットなどの機能が標準搭載されているので、クラウドPBXがそのままビジネスツールにもなる
これらの要素から日本でもBYODの導入が進み、その結果、ICTの導入がますます進むものと考えられます。
クラウドPBX普及率は5%弱|しかし販売現場は8割越え!
2020年2月時点でのクラウドPBXの普及率は、ビジネス通信機器の4~5%程度といわれています。
しかし通信機器販売会社の現場感覚でいえば、条件がマッチングしたお客様は8割越えで「従来のビジネスフォンではなく、クラウドPBXを選ばれている!」というのが現状です。
どういう現象か?
分かりやすく「LINE」の利用者数が伸びていった例を取って説明すると、実は「5%」という数値は革新的なサービスが爆発的に広がり始めるときの1つのポイントと言われています。
参照:「btrax社」
上記の図は、LINEが導入された時期の利用者数推移です。
当初は利用者数がほとんど伸びていませんでしたが、1,000万件に到達する少し前から急激にグンと利用者が増えています。
そして、利用者が1,000万人に到達した2011年2月23日からわずか5か月後の2011年7月に、利用者数は5,000万人に到達。
わずか5か月間で5倍とは、まさに爆発的な勢いです!
クラウドPBXでも似た現象が起こる可能性が高いと思いませんか?
LINEが伸びた要因は「無料で便利!」という
- 安さ
- 便利さ
この2つをクリアしていたからではないでしょうか?
ではクラウドPBXはどうでしょう・・・
- 従来ビジネスフォンより圧倒的に導入費が安い
- 便利
似ていませんか?
実際の販売現場で8割以上の利用者がクラウドPBXを選んでいる理由・・・なんとなくわかっていただけたのではないでしょうか。
間違いなく普及率は高まる!今後はクラウドPBXの時代
現状の普及率が5%弱のクラウドPBXですが、間違いなくその数値は増えていくでしょう。
根拠はクラウドPBXがビジネスフォンに比べコスト面でも劇的に安く、利便性においても圧倒的に優れているからです。
さらに2020年以降の第5世代移動通信システム(5G)運用開始といった後押しもあります。
「クラウドPBXを導入しない手はない」
といった時代がもうすでに到来しているわけです。
この章では、クラウドPBXの具体的な利便性を簡単に紹介します。
クラウドPBXのコストの安さ
初期費用においても、ランニング費用においても、クラウドPBXは従来のビジネスフォンと比較して圧倒的に勝っています。
従来型ビジネスフォンとクラウドPBXの初期費用比較
クラウドPBXが普及していくと予測される、1つ目の要因は初期費用の圧倒的な安さが挙げられます。
従来のビジネスフォンでは以下の項目で費用が掛かっていました。
- 主装置:20万円~
- 電話機端末:3万円/台~
- 工事費用:10万円~
以上の金額はビジネスで導入する際の「最小限」の規模であり(従業員数名程度)、企業の規模が増えれば増えるほど導入費用は膨らみました。
10名規模(電話機3台~5台)の企業にビジネスフォンを導入する場合の目安としては、40万円~50万円の費用感になります。
対してクラウドPBXの場合は以下のようになります。
- 主装置:無料
- 電話機端末:無料~(スマホやPCを端末として利用すれば0円)
- 工事費用:2万円〜6万円ほど(メーカーによってはキャンペーンで0円で提供している)
クラウドPBXの事業者によっては、ライセンス費用など若干の初期費用が掛かるものの、平均すると従来のビジネスフォン導入費用と比較して、その差は一目瞭然。
さらに、下記のような様々なオプションサービスが、導入費をかけずに使用可能になります。
- 外線転送
- IVR(自動音声ガイダンス)
- CTI(顧客管理システム)
- 自動録音システム
- 録音機能
- ナースコール
さらに、従来のビジネスフォンには搭載されていなかった、クラウドPBXならではのサービスもあります。
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【クラウドPBXで利用できるオプションサービス】
- ビジネスチャット
- スケジュール管理/勤怠管理
- ネットFAX
- クラウド電話帳
- CTI(顧客情報の自動表示機能)
ポイントは、山ほどメリットがある革新的なサービスであるにもかかわらず「初期費用がほとんどかからない」ということですね。
毎月のランニングコストの削減!
クラウドPBXが普及していく根拠の2つ目は、毎月のランニングコストの削減も挙げられます。
例えば、電話機を5台利用する場合の月額比較を以下にまとめました。
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【電話機5台利用する場合の月額比較】
- 従来のビジネスフォンをリースで契約した場合は、8,000円~9,000円の6年リースほどが相場
- あるメーカーのクラウドPBXでは、月額基本料金3,400円+490円(5台ライセンス料)=3,890円
このように、毎月のランニングコストが「4,000円」ほど削減可能。
さらに、クラウドPBXはイニシャルコストだけではなく、「ランニングコストの削減」にも役立ちます。
従来のビジネスフォンでは、通話料金がかかっていた部分の多くを内線機能で無料に。
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【通信費の比較】
- 離れた拠点との内線通話(東京本社⇔北海道支社/本部⇔直営店舗など)
- 外出中のスタッフとの内線通話
- 転送電話機能(転送電話サービスの月額固定費と転送時にかかる事務所→携帯電話の通話料が無料)
例えば、内線電話機能は、事務所を不在にしがちな企業のコスト削減に役立ちます。
不在中にかかってきた外線電話を取るために転送電話で対応するケースが一般的で、転送電話サービスには毎月固定の月額(NTTひかりのボイスワープ:800円)と転送時の通話料がかかります。
ただ、この転送時の通話料金が通常の料金と比較して6倍ほどと、非常に高い!
そのため転送時の通話料として「毎月10,000円ほどの費用が掛かっている・・・」という企業も少なくありません。
一方クラウドPBXを導入した場合は、全てが内線通話になるため通話料金は0円。
クラウドPBXを導入するだけで無料になる、これらのコストを支払い続けるのはとてももったいないですよね?
第5世代移動通信システム(5G)の運用スタートがクラウドPBXの普及率を後押し
クラウドPBXの普及率を大きく後押しすると注目されているのが、第5世代移動通信システム(5G)の運用スタートです。
5Gについてはすでに、さまざまな場所で報道がされていますが、クラウドPBXとの関連性でいえばポイントは大きく3つ。
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【5Gが後押しとなるクラウドPBXのメリット】
- 低遅延性(現在のLTEの1/10の遅延・通信のタイムラグがほとんどなくなる)
- 超高速通信(今の4Gの1000倍速いインターネット通信)
- 同時多接続性(災害時や混雑時にインターネットアクセスが集中しても普段通り利用できる)
クラウドPBXは従来の4Gでも、従来のビジネスフォンとそれほど(体感的に)違いはありません。
ただ5Gがスタートすることで、その品質が飛躍的に向上するといわれています。
さらに、以下の点にも期待が高まります。
- 災害時でも安心して利用できる
- 高速インターネット通信を活かした新たなサービスが今後、次々と登場する(見込み)
5Gの商用利用は2020年3月から始まっており、2023年現在では主流の通信規格となっています。
いかがでしょうか?
クラウドPBXの普及率は今後伸びていくのが、実感していただけたでしょうか?
それでは最後に、この記事のおさらいを兼ねて、今すぐにでもクラウドPBXの導入を検討した方が良い業種の紹介と、おすすめのクラウドPBXのメーカーをご紹介します。
多くのメーカーの中で信頼と実績のあるメーカーなので、クラウドPBXに興味がある方はぜひ、お問い合わせしてみてはいかがでしょうか?
まとめとおすすめクラウドPBXメーカー紹介
今後、ますます普及が拡大していくことが予測されているクラウドPBX。
その根拠として最も確かなものは、クラウドPBXが従来のビジネスフォンと比較して「圧倒的にコストが安く」「便利」という顧客ニーズを抑えているからです。
さらに5G通信規格の普及といった後押しもあるので近い将来、爆発的に普及していく可能性は非常に高いと考えられます。
現在、以下の課題や要望を持たれている企業様においては、今すぐにでも検討いただく価値あり!
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【特にクラウドPBXがおすすめな業種】
- 「不動産・建築関係」
外出が多く、事務所を不在にしがちなので、転送のためにかかる通話料が高額になっている - 「起業・支店展開予定の方」
これから事業を立ち上げる、もしくは支店展開を考えているが、できるだけ予算を抑えたい - 「コールセンター業」
回線数や電話機の台数が時期によって増減する企業
クラウドPBXの中にも、さまざまなメーカーがありますが最後に、自信を持っておすすめするメーカーを紹介します。
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【この記事で紹介したクラウドPBXのメリット】
- 従来のビジネスフォン並みの信頼できる音声品質
- 導入費用無料!
- ネットFAXや自動録音機能など多数のオプション無料!
- 導入後のサポート体制の充実!
上記のメリットにすべて対応しており、専用のコールセンターにて導入や運用のサポート体制まで整えたクラウドPBX「OFFICE PHONE」です。
OFFICEフォンについて詳しく知りたい方はもちろんですが「クラウドPBXのことをもっと詳しく教えて」といった質問にまで、ていねいに答えてもらえるので、まずは問い合わせてみることをおすすめします。