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クラウドPBXで発信できない番号一覧|基礎知識と対策も解説

クラウドPBXで発信できない番号一覧|基礎知識と対策も解説

今回は、「クラウドPBXの発信不可番号ってどんな番号?緊急通報は大丈夫?」と気になる方に対して詳しく解説していきますが、そもそも会社の固定電話からの緊急通報が繋がらないことや発信不可番号があることって何か困ることってありますか?

現代において携帯を所持していない方って希少ですよね。

携帯からであれば緊急通報も利用可能なので、もし、何かあれば携帯から発信しませんか?
わざわざ会社の固定電話から発信しますか?

中にはいらっしゃるかもしれませんよね。大参事が起きてパニックになればどういう行動をとるかは受けた方にしかわかりません。

そこでこちらの記事では、緊急時に慌てることがないように「クラウドPBXの緊急通話は利用できるのか?」「発信不可番号ってあるのか?」について詳しく解説をしていきます。

この記事のもくじ

    くらうどんこの記事の監修者

    登 雄三

    くらうどんこの記事の監修者 登 雄三
    (のぼり ゆうぞう)

    保有資格:
    工事担任者(AI・DD総合種)
    /電気工事士

    2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国でビジネスフォン・複合機・防犯カメラなどの機器販売や、電話・電気・LAN工事、VPN構築を手掛ける。

    2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国でビジネスフォン・複合機・防犯カメラなどの機器販売や、電話・電気・LAN工事、VPN構築を手掛ける。

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    クラウドPBXでは緊急通報は規制のため使用できない!?

    現状、大半のクラウドPBXでは「110」や「119」などの緊急通報は使用できません。

    クラウドPBXとは
    クラウドPBXとは、今までのビジネスフォンとは違いオフィスの中に主装置を設置せず、インターネット上のサーバーに主装置の機能を持たせること(クラウド化)により、スマホやパソコンをビジネスフォンとして利用できる通信サービスのことです。

    クラウドPBXは、クラウド上のサービスからインターネット回線を使ってスマホなどの端末をすべて制御するので外出先など、どこにいても使⽤することができる優れものです。

    また、オフィスには主装置や卓上の電話機等の設備は⼀切不要で電話配線工事さえも不要になります。

    クラウドPBXでは緊急通報が使用できない理由は、「発信者のある程度の位置情報が確認できないため」とされています。

    対して、従来のアナログ回線やISDN回線、携帯電話などの場合は、電話番号から位置情報を取得することが可能です。(携帯電話の場合は、発進時の最寄りの基地局情報がキャッチされます)

    位置情報を取得することで、管轄の警察や消防署に自動的に接続される仕組みになっているということです。

    緊急通報が利用できない場合の対策

    緊急通報が利用できないクラウドPBXを使用している場合の対策については、以下の対応が可能です。

    スマートフォン・携帯電話の音声回線を使用

    ドコモ、au、ソフトバンク、UQモバイルの場合、スマートフォンの個人回線の電話番号を使用することにより緊急通報の発信を行うことができます。

    ただし、インターネット通信網を使用している格安SIMの場合は緊急通報ダイヤルを使用することはできないため、この方法は取れません。

    あらかじめ最寄りの交番や消防署の電話番号を登録しておく

    最寄りの交番や消防署の電話番号をあらかじめ登録しておけば、緊急時にもスムーズに必要なところに電話をかけることができます。

    アプリを活用する

    緊急通報ができない場合の対策として、クラウドPBXに以下のようなアプリをダウンロードしておくのも有効です。

    • 緊急通報ナビ
      最寄りの交番や警察署の住所や電話番号を表示し、音声回線による電話の発信を行うことができる

    • 火事・救急通報ナビ
      同様の機能の消防署バージョン

    また、外出先で事故にあったり火事を目撃したりした際にも、現在位置を基準に探すことができるので便利です。

    ただし、これらのアプリは民間企業が作成したものであり、警察署や消防署が正式にリリースしたものではありません。

    万が一の際の動作保証もありませんので、アプリを過信しないことも重要です。

    緊急通報以外の発信不可番号

    IP電話が発信できない電話番号は緊急通報だけではありません。

    一般的に「1」から始まる3桁の短縮ダイヤルや「0570」ナビダイヤルなども使用できないケースが大半です。

    例えば、以下のようなダイヤルです。

    • 113:「故障調べ」
    • 114:「お話し中調べ」
    • 117:「時報」
    • 144:「迷惑電話おとこわりサービス」
    • 177:「天気予報」
    • 148:「非通知着信拒否」
      など

    とはいえ、これらの短縮ダイヤルが急を要することはないため、発信できなくてもデメリットに感じることはないでしょう。

    今後の発信規制(短縮ダイヤル使用不可)の展望

    現状のクラウドPBXは、緊急通報を始めとした短縮ダイヤルへの発信が不可となっていますが、将来的にはこうした状況が改善されるかもしれません。

    というのも2024年1月~2025年1月にかけて、家庭の一般電話回線がIP網への移行される予定になっているからです。

    現在の電話回線は2025年以降も利用可能ですが、INSネットのデジタル通信モードなど使用できなくなるサービスがあり、電話機のIP化が進むのは間違いありません。

    さらに、NTTの提供する「ひかりクラウドPBX」などのサービスでは、「110」や「119」などの緊急通報が利用できるようになっています。

    現状は次世代ネットワーク(NGN Next Generation Network )のインターネット回線の活用により、緊急通報を可能としています。

    NGNは通話品質の面などで課題があるといわれていますが、新世代ネットワーク( NWGN New Generation Network )の整備も検討されており 、今後はIP電話網がサービスの中心となることも考えられます。

    まとめ

    「クラウドPBXは110や119などの緊急ダイヤルが使用できない」という点はデメリットのように感じるかもしれませんが、デメリットになることは特にないことがご理解いただけたのではないかと思います。

    スマホを内線化して使用している場合には、スマホの音声発信を利用すれば短縮ダイヤルを使用することが可能です。

    また、IP通信網を使用する場合でもあらかじめ最寄りの警察署や消防署などの電話番号を登録しておけばスムーズに必要な箇所に電話を掛けることができます。

    このように、短縮番号が発信不可な点もデメリットにはならないため、安心してクラウドPBXを導入していただくことができます。

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