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クラウドPBXのセキュリティは万全?安全性と対策のコツを解説【最新】

クラウドPBXのセキュリティは万全?安全性と対策のコツを解説【最新】

新しい電話システム「クラウドPBX」は、インターネットの仕組みを利用することで、これまでのビジネスフォンにはない便利機能を活用できます。

電話業務の効率化やコスト削減を期待できますが、中には情報漏えいなどのセキュリティ面を気にされる方も多くいらっしゃいます。

しかし結論から言うと、クラウドPBXはセキュリティ面でも安心して利用できるサービスです。

そこで本記事では、クラウドPBXのセキュリティに関して以下の4点を解説します。

  • クラウドPBXの仕組み
  • クラウドPBXと従来のビジネスフォンのセキュリティ比較
  • クラウドPBXならではのセキュリティ上のメリット
  • 社内セキュリティを上げる6つのコツ

「クラウドPBXに興味があるけどセキュリティが心配…」という方は、ぜひこの記事をお役立てください。

この記事のもくじ

    くらうどんこの記事の監修者

    登 雄三

    くらうどんこの記事の監修者 登 雄三
    (のぼり ゆうぞう)

    保有資格:
    工事担任者(AI・DD総合種)
    /電気工事士

    2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国でビジネスフォン・複合機・防犯カメラなどの機器販売や、電話・電気・LAN工事、VPN構築を手掛ける。

    2010年設立「株式会社デジコンnet」の代表取締役。本社を構える神戸を中心に、全国でビジネスフォン・複合機・防犯カメラなどの機器販売や、電話・電気・LAN工事、VPN構築を手掛ける。

    スマートフォンがビジネスフォンになる!クラウドPBXならOFFICE110の「OFFICE PHONE」

    クラウドPBXの仕組み|セキュリティを理解する上での基礎知識

    ビジネスフォンとクラウドPBXの違い

    まずはじめにクラウドPBXとは、従来はオフィスに設置していたビジネスフォンの主装置(PBX)をインターネット上に設置したサービスです。

    主装置とは元々、複数のビジネスフォンをコントロールする物理的装置ですが、クラウドPBXではクラウド上のソフトウェアを利用します。

    また昔ながらのビジネスフォンシステムとは異なり、クラウドPBXでは電話回線を必要としません。

    インターネット経由で電話機と主装置を接続できるため、ネットが繋がる場所ならどこにいても、スマホなどのモバイル端末を使って会社電話の応対が可能です。

    クラウドPBXの特徴や仕組みについての詳細は、以下の記事をご覧ください。

    【簡単図解】クラウドPBXとは?特徴・メリット・料金を徹底解説

    さて、ご存じの通り、インターネットを使うには常にセキュリティリスクが伴います。

    コンピュータウイルスや詐欺メール・ハッキングなどサイバー犯罪が横行しているため、企業は適切なセキュリティ対策を講じなければなりません。

    クラウドPBXに関してもインターネットを利用するサービスである以上、セキュリティ面で安心して使えるサービスかチェックすることが重要です。

    クラウドPBX特有のセキュリティ上の4つのメリット

    クラウドPBXは、電話回線を利用するビジネスフォンとは違って、クラウド上で運用されるサービスです。

    そのため「本当に安全?」「クラウドサービスと聞くと少し心配」など、疑問や不安の声が出てくるのも自然でしょう。

    しかしクラウドPBXでは、従来のビジネスフォンとは異なるセキュリティ性を備えており、以下のようなメリットがあります。

    • 堅牢なデータセンターで運用されている
    • ベンダー側が最新アップデートやその他保守管理を行う
    • 端末の紛失や故障が起きてもデータが守られる
    • 災害時にも必要なデータにアクセスできBCP対策になる

    それでは、それぞれのメリットについてご紹介します。

    堅牢なデータセンターで運用されている

    クラウドPBXのサービスは、サービスを提供しているクラウドPBXベンダーにより常時監視されており、必要な対策が講じられるようになっています。

    たとえばデータが保管されるデータセンターに対して、誰かが不正アクセスを試みようとした場合、ベンダーがスピーディーに対応・復旧作業を行います。

    クラウドPBXのベンダーによりセキュリティー体制は変わるものの、基本的にはどのベンダーも相応の費用をかけているはずです。

    ベンダーにとって顧客企業が有する重要データは最優先事項であり、データ流出が起きれば信用を損ね、サービス終了に追い込まれるかもしれないからです。

    とくに導入実績豊富なベンダーであれば、多くの重要データを預かっている分、よりセキュリティ対策に重点を置いています。

    ベンダー側が最新アップデートやその他保守管理を行う

    従来のビジネスフォンシステムの場合、主装置や関連機器の保守管理は自社で行う必要があります。

    一方クラウドPBXの場合、必要なアップデートやその他保守管理を行うのがベンダーです。

    ベンダー側にはセキュリティ対策のプロがいるはずであり、インターネット上に存在するさまざまなセキュリティ脅威に対してアンテナを張っています。

    現状のクラウドPBXアプリやシステムに問題があれば、日々修正を加えて対策を強化します。

    通信環境の保守管理をすべて自社で行う場合、セキュリティ対策のプランニングに穴があれば、何かしらの脆弱性が放置されてしまうかもしれません。

    この点、セキュリティ対策のプロが常時必要な対応をしてくれると、より安心です。

    端末の紛失や故障が起きてもデータが守られる

    スマホを紛失したりパソコンが故障したりすると、内部に保管されているデータが漏えいないしは消失してしまう恐れがあります。

    クラウドPBXでは、仮に端末の紛失・盗難・故障が起きても、データ流出・消失を回避しやすいです。

    まずデータの流出に関してですが、クラウドPBXはIDとパスワードがなければシステムにアクセスできません。

    第三者がアクセスを試みようとしても、それらの機密情報を知らない限りアクセスは不可能なため、データが守られます。

    また企業の持つデータをクラウド上に保存しておくことで、端末が故障してもデータを引き出せます。

    災害時にも必要なデータにアクセスできBCP対策になる

    クラウドPBXは、BCP対策(事業継続計画)にも有効です。

    BCP対策とは、自然災害やテロ攻撃などの異常事態が起きたときに、事業に関する損失を抑えて早期復旧を可能にするための計画です。

    前述のとおり、クラウドPBXは従来のビジネスフォンとは異なり、オフィス内に物理的な主装置を設置しません。

    クラウド上にある「仮想」の主装置を活用します。

    そのため、仮に災害やテロなどで社内に物理的な損害が起きても、インターネットを利用できれば必要なサービスにアクセスできます。

    【クラウドPBXでBCP対策を実現】事業継続に役立つ4つの理由とは

    クラウドPBXにセキュリティリスクはある?3つの注意点

    前項で解説したとおり、クラウドPBXはセキュリティ面において一定の信頼がおけるサービスです。

    とはいえ、どんな脅威にも完璧に対応できるというわけではありません。

    インターネットを利用する分、当然以下のようなセキュリティリスクが存在します。

    • 社内LANへの不正アクセス
    • アクセス情報の漏えい
    • マルウェア感染

    各リスクについて詳しく見ていきましょう。

    社内LANへの不正アクセス

    社内LANに不正アクセスされるリスクがあります。

    クラウドPBXのサービスはインターネット経由で利用しますが、オフィス内では主に社内LANなどを使ってアクセスすることになるでしょう。

    クラウドPBX側のサーバーにセキュリティリスクがなくても、万が一社内LANにセキュリティ上の欠陥があれば、不正にアクセスされるかもしれません。

    そうなればクラウドPBXにも不正ログインされる恐れがあります。

    アクセス情報の漏えい

    さらに、アクセス情報が漏えいしてサービスに侵入される恐れもあります。

    クラウドPBXにはIDとパスワードを使ってログインしますが、これらのアクセス情報がなければ、第三者はクラウドPBXサービスにログインできません。

    しかし第三者が何かしらの方法で、アクセス情報を入手してしまった場合の話は別です。

    もしも情報が流出したら、簡単にクラウドPBXへアクセスされてしまう恐れがあるでしょう。

    マルウェア感染

    そのほか、マルウェア感染のリスクもあります。

    マルウェアとは、感染先に有害な結果をもたらすことを意図して作成されたソフトウェアです。

    マルウェア感染が起こると、PCを乗っ取られたり、IDやパスワードを盗まれたり、通話を盗聴されたりと、さまざまなセキュリティトラブルを引き起こしかねません。

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    クラウドPBXを安全に使うためのセキュリティ対策6選

    導入企業がクラウドPBXを安全に使う上で、できるセキュリティ対策は以下のようにさまざまです。

    1. 信頼できる業者から導入する
    2. 専任の管理者を選出する
    3. アプリやデバイスは最新のバージョンに設定する
    4. IDとパスワードを適切に管理する
    5. 社内ネットワークのセキュリティを強化する
    6. 運用時のセキュリティルールを徹底する

    セキュリティ対策に万全を期すために、各対策について詳しく解説します。

    ①信頼できる業者から導入する

    まずは信頼できる業者から、クラウドPBXサービスを導入することです。

    クラウドPBXのサービスは数多く存在しますが、どれほどセキュリティ面に力を入れているかはベンダー次第。
    そのため、少しでも信頼できるベンダーと契約することが大切です。

    信頼できるベンダーを選ぶ一つの目安は、実績が豊富であるかどうかです。

    実績が豊富であれば、それだけ多くの企業から信頼されており、これまで安全にサービスが運用されてきた証でもあります。

    セキュリティリスクが高いサービスであれば、すでに重大な問題が起きている可能性があり、顧客から信用されていないはずです。

    ②専任の管理者を選出する

    次に、専任のサービス管理者を選出することも大事です。

    どのようなサービスに関しても言えることですが、クラウドPBXサービスを円滑に導入・活用するには、管理者を立てる必要があります。

    管理者を選任しないと、「誰かがやるだろう」「自分の管轄ではない」と、社内のセキュリティ対策が曖昧になってしまうかもしれません。

    または、セキュリティ対策に関する社内ルール作りや、社員のセキュリティ教育などが行われず、運用体制に脆弱性が生まれてしまう恐れもあります。

    以上の理由から、セキュリティやネットワークなど、さまざまなITリテラシーに精通した専任管理者を選ぶことは大切です。

    ③アプリやデバイスは最新のバージョンに設定する

    クラウドPBX専用のアプリや、使用デバイスのバージョンを最新の状態にすることも欠かせません。

    クラウドPBXをスマホやPCで利用する際は、ベンダーが提供する専用アプリをインストールします。

    アプリはセキュリティ強化などのために随時アップデートが提供されるため、少しでも安全に使うには、常に最新バージョンに更新しておくのが理想です。

    またクラウドPBXの専用アプリだけでなく、スマホやPCなどのデバイス自体のOSも最新にしておきましょう。

    管理者が率先して、専用アプリやデバイスのアップデートを呼びかけるよう意識することが大事です。

    ④IDとパスワードを適切に管理する

    IDとパスワードを適切に管理することもセキュリティ対策の基本です。

    具体的な管理方法としては、以下の点が挙げられます。

    • 複数のサービスで同じ文字列を使い回さない
    • IDやパスワードが記載された紙メモを目立つところに貼らない
    • パスワード管理ツールを活用する

    パスワード管理ツールは、複数のIDやパスワードを一元管理するのに便利なツールです。

    マスターID・パスワードを入力するだけで複数のサービスへログインできるため、さまざまなアクセス情報を簡単に管理できます。

    また「データ自動消去機能」や「ワンタイムパスワード機能」などがあるツールを使えば、情報抜き取りなどのセキュリティ被害の防止にもつながり安心です。

    なお以前は、定期的にパスワードを変更することが叫ばれていましたが、まめな変更はむしろ使い回しにつながる恐れがあるため要注意。

    例えば、「複数のサービスでそれぞれパスワードを頻繁に変えるのが面倒になった結果、パスワードを統一するようになった」とならないよう気を付けましょう。

    ⑤社内ネットワークのセキュリティを強化する

    社内ネットワークのセキュリティを総合的に強化することもポイントです。
    具体的には以下のような対策を講じましょう。

    • UTM(統合脅威管理)の導入
      UTMは社内ネットワークの出入り口でウイルスや不正アクセスなどを防御する機器です。
      ビルの警備員のように、セキュリティの脅威を未然に防ぐ役割をします。
    • ウイルス対策ソフトの導入
      UTMとは別に、高機能のウイルス対策ソフトも導入しましょう。
      導入することで、UTMで防げなかったウイルスがデバイスに入るのを防げます。
    • データのバックアップ
      大切なデータが消失しないよう、定期的にバックアップを取りましょう。
      クラウドPBXではデータがクラウド上に保管されますが、よりセキュリティを強固にするため、NASなどにもバックアップを取ると便利です。

    ⑥運用時のセキュリティルールを徹底する

    クラウドPBX運用時のセキュリティルールを周知し徹底させることも重要です。

    ウイルス対策ソフトなどさまざまなセキュリティ機器を導入すると安心感が増しますが、ヒューマンエラーによるリスクが存在することも覚えておきましょう。

    ヒューマンエラーを防ぐには、サービス管理者の主導のもと、社員全体にルールを守ってもらうことが重要です。

    • USBメモリやSDカードなどの外部ストレージは使わない
    • 標的型メールを開封しない
    • OSのバージョンが古いデバイスはオンラインにしない
    • 一定時間使わないPCの電源を抜く
    • 私物のPCは接続しない

    オフィス内でのセキュリティルールはもちろん、自宅で仕事をする場合にも、一定のルールを守ってもらうのは賢明です。

    最近はテレワークを推進する動きが広まっていますが、自宅ではオフィス内ほどセキュリティ意識を高く保ちにくいかもしれません。

    クラウドPBXはテレワークでも活躍する点を踏まえると、オフィス内外でのルール作りが非常に重要です。

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    また専用アプリは随時バージョンアップされているため、セキュリティ面で安心してお使いいただけます。

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    まとめ

    クラウドPBXは、セキュリティ面において信頼できるサービスです。

    社内LANへの不正アクセスやマルウェア感染など、いくらかのセキュリティリスクはたしかに存在します。

    とはいえ、堅牢なデータセンターでのサービス運用やベンダーによる保守管理など、従来のビジネスフォンシステムとは異なるメリットもあります。

    ご紹介した以下のセキュリティ対策をしっかり適用すれば、総合的に、安心してクラウドPBXを導入・運用可能です。

    • 信頼できる業者から導入する
    • 専任の管理者を選出する
    • アプリやデバイスは最新のバージョンに設定する
    • IDとパスワードを適切に管理する
    • 社内ネットワークのセキュリティを強化する
    • 運用時のセキュリティルールを徹底する

    セキュリティ面で信頼できるクラウドPBXをお探しなら、ぜひ「OFFICE PHONE」もご検討ください。

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